防火のあれこれ統計

火災の起きる要因
1. 主な出火原因    

平成28年度の消防白書によると、火災の主な出火原因は、いずれも人災が多い。一番の要因の放火や放火の疑い(17%)は防ぐ手段はないが、つづくタバコ火の不始末(9%)、コンロ(厨房における消し忘れ等9%)、焚き火5%)などは人間の不注意によるものである。この他、電気配線や電気器具などのメンテ不良もある。


 

2.火災のおきる時期

火災は、住宅だけでなく、車両火災、山火事などが年間4万件発生しているが、特に火災が発生する時期は、冬の乾燥した状態と北風の強い時に火災が拡大する12月~3月にかけてである。5月に多いのも特徴的である。

3. 火災発生の時間帯

では火災はどの時間帯で発生するのが多いのか? 最も多いのが18時~21時の居住者が家に居る時間帯で厨房やタバコ等の火の不始末によるものか?
以外と少ないのが、「草木も眠る丑三つどき」である。もっともどの時間帯も火災は起きると見ていた方が正しいかもしれない。

 


4.火災時の死亡原因

圧倒的に多いのが、一酸化炭素中毒で次に酸欠、熱風と続く。よく言われる燃焼時のガス毒性であるが、窒素を含む素材から発生するシアン化水素(HCN)、塩素を含む
素材から発生する塩化水素(HCL)、二重結合をもつ素材アクロレインがある。火災時は確かに発生するが、火災のような不定状な条件では次々と化学分解してしまい、
これらのガス毒性が原因で死亡するとは考えられない。火災初期の低温時に発生する一酸化炭素中毒が圧倒的である。しかし、実際にはヘモグロビン-COの毒性を
証明することは困難である。火災が最盛期を迎えていくと、死亡した人の体は熱傷してしまうからである。