屋上緑化における人工土壌

屋上緑化は、20年余り前から、都市部のヒートアイランド対策として注目されてきた。私も初期の段階で関わったので、良い面と難しい面を経験した。現代では、結構中木から高木が植えられるようになっている。屋上緑化は、高木を植えれば植えるほど、土壌の深さも40cmほど必要となり、これをそのまま載せると、コンクリート上の耐荷重に耐えられないので、できるだけ軽量化するために人工土壌が研究されてきた。エアウィーブ等の布団などに使われているポリエチレンフォームに土壌を混ぜると土壌厚15cmに収められるらしい。この他、保水性、耐根性、間隙率などが加味する必要がある。まだまだ改良の余地が必要である。

 

2024年02月12日