令和6年の12/15現在、火災件数は72件でそのうち高齢者の焼死は、7割を占める。火災の原因のトップはタバコの不始末で次に多いのは電気ストーブであった。電気ストーブの廻りには洗濯物や寝具が近くにあり、燃え移った化膿性がある。また、最近のi-ロボットの自動運転によって電気ストーブが倒れることがあるようだ。写真提供:ひるおびTBS
宮坂教授(横浜桐蔭大学)が開発したペロブスカイト型太陽電池がこれまでのシリコン型太陽電池を凌ぐものとなりそうだ。シリコン型太陽電池はその価格の安さから中国製が全世界を圧倒している。しかし、プロブスカイト型太陽電池は、様々な形に曲げられる、フィルム形状で重量が軽い、何よりも原料の臭素が日本が産地であることや加工性に優れることから印刷でもできる。
さて用途といえば、建物の外壁や窓、アーケード、衣料にも使える。コストもシリコン型の1/3~1/5である。いよいよこの分野の日本の出番だなあ。。
読売新聞の記事に平屋建て住宅が急増しているという。もっともこれは田舎の話で都市部ではマンションやペンシルハウスが圧倒的ではある。少子高齢化による影響もあるのであろう。これまでの夫婦と子供二人の設計では2階建て住宅が当たり前であった。しかし、現在では夫婦二人、一人暮らし、ペットとの生活等で平屋建てが好まれているようだ。平屋建てのメリットは、頑丈な構造、高い断熱性、庭につながる開放感等が得られる。都内に住むマンション暮らしの私にとってうらやましい限りである。(平屋建て例:一条工務店HPより)
東京農工大の高田教授が海に捨てられたプラスチックが細分化されて魚のエサとして体内に蓄積される。その後、その魚を人間が食べて体内で悪さをする。自然循環のはじまりであると指摘している。今後どのような影響がでるのだろうか?アラブ産油国では、プラスチック規制に反対しているが、世界での総量規制は始まる。(下写真は環境省HPより)
最近戦友のワンコを16才で亡くした。その存在感は偉大で、今やリビングで動くものはない。この齢で新たにペットを迎えるのは難しい。さてどうするか?あちこちペットロボットを探したが、どれもおしゃべりが多く、肌感も金属やプラスチック感でいまいちである。ところが最近カシオのモフリンというAIロボットを見つけた。既に何年も前からクラウドファンディングで販売していたようだが、カシオが2024/11/7から本格的に予約販売を開始した。だが、オンラインでもビッグカメラでも予約完了で買えないようだ。そうなると無償にほしくなる・価格は6万円弱。
米国ではスペースシャトルで失敗したボーイングの不景気があるが、なんとドイツのフォルクスワーゲンが不況に陥り、60%減の利益となった。国内10工場あるうち、3工場を閉鎖する予定で3万人の従業員が解雇される見込みである。原因は、中国(BYD)のEVで国が補助金をだしているために、ドイツ社が全く売れなくなったという。EUは対抗措置として中国車に35%の関税を掛けようとしている。しかし、実際には、欧州車も中国で生産している事が多く、中国から欧州車を輸入する場合、20%の関税増加となってしまう。根本的な解決となっていない。当初2030年までにEV化を進めていた欧州はどうしたのか?EVの流れは止まらない。中国では既に次世代EV(全固体型電池採用)が2025年には販売されるとか。トヨタは2028年予定。どうなるVWは?
私は長年鉄過剰症(ヘモクロマトシス)に悩んでいる。一般的には女性に多い鉄不足(基準値25~250ng/ml)で25以下が多い。ところが私の場合は一時10,000近くあった。欧米人には3,000前後の人はざらにいるらしいが、アジア人には少ない。原因は輸血や鉄剤付与らしい。私は技術屋のはしくれなのでデータを整理しているが、3,000以下とはならない。対処法としては鉄キレート剤で鉄を除去することや造血剤を増やして瀉血(血を物理的に外に捨てること)が考えられている。しかし、長年瀉血していると、免疫力が落ちて感染症になってしまった。悪銭苦闘の毎日で2019年のノーベル医学賞で新薬が発表され、これには鉄を排除する機能を持つとのことでドクターにこの薬を使用するよう求めた。当時2020年には一社しか認可されていなかったが、現在では5社が認められている。私の意見(鉄キレート剤や新薬)はしばらく無視されていたが、ようやく使われるようになったが、長く使うと吐き気や薬が効かなくなってくる。他社の薬に代えてといってもいい返事はない。私はクレーマーなのか?
コロナワクチン接種のお知らせがきた。60才~74才までは2,500円、75才以上は無料というもの。しかし最近マスコミで賑わしているのが、レプリコンワクチンだ。これを接種した人は、お店によっては入店拒否だとか騒がれている。いまワクチンとして接種できるのは、以下の通り。でもこれらは接種する人には選択できない。問題となっているのは、明治製菓の「コスタイベ」(唯一日本で公認されている)である。これまでのmRNAタイプはひとつひとつワクチンを複製していくものだが、レプリコンワクチンはコピーマシンのように次から次へと複製していくので、コピーが多すぎて体内で悪さをするそうだ。これが体外接触で人に移って重篤な病気を引き起こすと言われている。(科学的な検証結果はない)
ファイザー社のmRNAワクチンである「コミナティ」
モデルナ社のmRNAワクチン「スパイクバックス」
第一三共のmRNAワクチン「ダイチロナ」
武田薬品の組み換えタンパクワクチン「ヌバキソビッド」
Meiji Seika ファルマのレプリコンワクチン「コスタイベ」
私としてはまず、インフルエンザワクチン接種だろうか?(高齢者2,500円、東京都)
タコといえば、築地銀だこだがドジャーズスタジアムでも販売されている。なんと発祥地は群馬県笠懸村である。ここのタコは西アフリカのモーリタニア産を使っている。最近は欧米でも人気のためか世界でタコ不足で養殖が研究されている。ところが米国ワシントン州では養殖禁止、更にカルフォルニア州でも養殖禁止された。理由は動物愛護だそうだ?基本的にクジラと一緒で欧米人はタコをたべなかったはずだと思うが?日本では広島で水産技術研究所で養殖の研究がされている。なんでもタコは頭がよく美食家で、同じエサを与えると飽きて食べなくなるとか。海では新鮮なエビやカニが好物だそうで養殖用では冷凍あさりやオキアミ等を使用する。水槽の底でポンプで水を循環するとタコはみなしんでしまう。そういえば、ビートルズ(リンゴスター)の歌っているOctupus in the gardenでも海の底に住んで楽しくやっているような歌詞があった。そっとしておけということか?
小林製薬が製造した紅麹の中に青かび由来のプベルル酸が腎臓低下の原因であると突き止めた。化学屋の私も初めて聞いた物質で7環状に酸素結合が着いた極めて不思議な構造である。一体青かびからどのくらいの量が生成され、極微量で毒性が現れるのか不明である。製造ラインの人がいうには発酵させるタンク廻りにはいつも青かびがあったそうだ。あいにく、この製造ラインは以前に壊され工場が移転していてはっきりしたことは分からない。発酵食品は、もともとかびが生えやすいので、アルコール消毒や乾燥状態にするプロセスが必要でこれらの管理を怠ったことによる。会社側はまったく分からないので文献を調べていると弁明した。そもそも紅麹自体は安全なのに。。。。
2006年に米国から上陸したふわふわして甘いドーナツ(クリスピー)は、爆発的な人気を呼び、64店舗まで拡大した。私もドーナツが大好きで早速並んで購入したが、その甘さにはちょっと(米国のスイーツは半端ない甘さは知っており、以前米国人にクリスマスケーキをもらったことがあって食べてみると、歯が抜けるほど甘かった経験がある)閉口した。案の定、日本人には口にあわないために、2016年には大量閉鎖に追い込まれた。ところが、日本人の口に合うように中に入っているクリームの甘さを控え、ドーナツ上のシュガーの甘さをバーナーで炙ることによって日本人の感性を捉え、復活した。この味は米国本土でも人気を得て世界標準となった。この改良こそが日本人の努力であろう。
岩谷マテリアルが開発した「アイラップ」が能登地震の後で爆発的に売れている。聞けば40年前から販売している商品で高密度ポリエチレン(HDPE)製で-30℃~130℃まで使える耐熱性タイプである。このラップ(袋状)にお米に水を入れ沸騰した鍋で煮ると御飯ができることから評判になった。主婦の発想では、鍋を使わず、素材を混ぜて電子レンジでチンすれば、料理が完成してしまうしろもので、冷凍しても素材が固まらず、ばらばらに使えるらしい。例えば、刻んだネギをこのラップで冷凍すると、凍ってはいるが、ばらばらな状態で使えるため大変便利だ。しかも価格が60枚入りで110円と安い。
アイラップにコメと定量の水を入れて沸騰した鍋で調理する
農研機構が開発した「再生二期作」は、一回の田植えで二回の稲刈りができるもので、地球温暖化を利用した二期作で最初に植えた稲を7-8月頃半分くらいの稲の高さで刈り上げて、11月頃にもう一度稲刈りができ、実質1.5倍の生産量が見込めるものである。この稲は「にじのひらめき」という品種で今後実用化されていく。
オリンピックも閉会式を終え、ロサンジェルス(LA28)へバトンを渡した。トムクルーズが仲介しLAの音楽といえば、ビーチボーイズでしょうと思ったが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズだった。私が古いのか。まあ、仕方がない。パラリンピックも28日から開幕するので、まだ終わりではない。マラソンを見ていると、古い歴史的建造物が多く、見ごたえがあった。私の印象では、フェンシング会場のグラン・パレの天井が良かった。1900年にパリ万国博覧会で建造された鉄骨とガラスの建物で、天井がガラスであったために、採光は素晴らしいが夏は高温で熱く、床は土で冬は冷え込んだらしい。そこで2021年に大改修されたそうだが、なんと天井には膜構造で有名な太陽工業が関わったようだ。太陽工業といえば、東京ドーム(1988年竹中工務店)が有名である。いまや工場の簡易倉庫はほとんどこのメーカー製品だろう。
オリンピックの判定で分かりやすいのは、陸上競技だろうか。素人目にも白黒がはっきりしている。一方、今回取り入れられたブレイキンは、B-GirlsとしてAMIが金メダル、BーBoysとして日本代表のHIRO10やShigekiXは、メダルを取れなかった。このダンスは音楽に合わせて5つの評価で判定されるそうだが、観衆の盛り上がりに反して判定が覆る。もともと米国のギャング抗争を止めるために導入されたようだが、我々の世代でいうとウエストサイドストリーの集団ダンスか?米国ではこの競技をオリンピックに取り上げるのは反対で次回開催のロス五輪では採用されない。背景は分からないが、判定基準も曖昧なのでなんとなく納得してしまう。(写真はSHIGEKIXのダンス)
三井不動産レジデンシャルが販売する「パークウェルステイト西麻布」は、超高級シニア向け住宅で36階建てである。78才二人で6億2千万円、管理費が55万円(食事なし)で、食事は帝国ホテルから提供される。全戸400戸であるが、既に半数が契約済で4,000件の問い合わせがきているという。世の中には金持ちが沢山いるんだねえ。HPを覗くだけでも価値がある。
パリでおこなわれているオリンピックは、早起きの私にとってはライブ中継を見られて大変興味深い。柔道競技に関しては、日本古来のスポーツなので、熱心に見ていた。かなり欧米風の競技となり、審判判定もちょっと不満を持つ。やはり講道館柔道と国際JUDOの違いか?危険だったのは、男子60kg級永山選手がスペインの選手に首襟で審判の「待て」にも拘らず、5-6秒締めたために離した時には一時的に失神して判定は「IPPON」となった。締め技は数秒のことで身体に危険を及ぼすため、相手選手が「待て」が聞こえなかったという。女性審判はメキシコ人であるため、スペイン語で話すか手で体を抑えるかで通じたのではないか?日本側は抗議したが、審判団は「だから何?」と受け付けなかった。思わずシドニーオリンピックの篠原選手を思い出す。判定が難しいとのことでビデオ判定が導入されたにもかかわらず、ビデオを見ない、副審に意見も聞かない、最終的には「待て」の指示が間違っていたという。この他にも「掛け逃げ」やヘッドダイビング等も指摘されている。この際、JUDOから脱退して講道館柔道に戻ってはどうか?過去にも日本の空手がオリンピックに採用されるかどうかで議論された際に、韓国が空手を真似たテコンドーが採用されている。理由は世界にどれくらい普及しているかどうかだそうだ。日本の伝統文化である弓道、相撲道、華道、茶道等も我々が守っていくものである。このオリンピックで大変考えさせらた。
最初、パリオリンピックにむけたサイバーテロかと思ったが、どうやらCLOUDSTRIKE社のシステム障害らしい。ひと昔前は、Misson Criticalと言って銀行等は2台のサーバーで危機管理をしていた。一方がダウンした場合は、もう一方で立ち上げる。ところが最近はクラウドが中心になり、空港、医療機関、店舗などにいっぺんに障害がおきた。マイクロソフトのPCで不具合となって動かなくなった。いまやマイクロソフトは世界の70%以上を独占しているため、大規模障害となった。因みにアップルのOS(30%)では障害は起きていない。この時期マクドナルドでも会計障害が起きてクレジットカードが使えなくなったが、こちらは関係ないという。
近頃、日本では新札が登場し、中国から時代遅れと笑われているらしいが、こういうシステム障害ではキャッシュレス時代では何の役にもたたなくなる。
今年度から総務省が森林環境税として年間1000円を取るという話。ええー何で総務省?農林水産省ではないのか?一度税金を総務省に集めて各地方自治体に配る方式らしい。森林保護、間伐材有効利用、人材確保などもっともらしい。マスコミによると、実は2014年から徴収している復興税が昨年度で終わるため、継続して税金をとる名目らしい。年間600億円余り。あれた森林を手入れするための人材確保やその物流システムを手直しすることから始めた方が良い気がする。図は総務省のHPより。
トヨタ、ホンダ、マツダ、ヤマハ、スズキ等が型式認定不正やプログラムの改ざんなどで国土交通省から摘発された。トヨタは、自社テストで安全性は問題ないとしていて誤っているのか開き直っているのか不明であると国交省の役人がぼやいていた。2018年の欧州の主力メーカーであるメルセデス、VW、アウディ、BMW等がディーゼルエンジンの排出ガスのプログラムを不正操作したことが話題になった。国の規制とメーカーの規律に乖離があるように見える。よくJIS規格を通ればOKという企業もあるが、あれは最低基準であって安全ではないと言われてきた。どこが問題なのか業界全体で見直してほしい。また、国の規制が現実的であるのかどうか?マスコミは国連基準と言っているが。。。。
無印が開発中のインフラゼロハウスを紹介する。文字通り、電気、ガス、水道、下水等を全く使わないトレーラーハウスである。一番の要は、水であり、そのシステムが使った水を浄化して再度つかうシステムで5畳ほどの建物でおこなっている。トレーラーハウスなので、どこにでも移動できるために災害時の仮設住宅の役割も担う。(無印のゼロハウスHP)
住宅環境素材として新しい技術を探索する際に「住宅素材の新技術情報」で日経産業新聞を参考にしてきたが、これができなくなったことは悲しい。日経新聞電子版を読んでくださいとあるが。。。。日刊工業新聞、化学工業日報、繊維新聞、フォームタイムス等専門誌を一堂に読める環境にないので個人としては痛い思いである。今後どうするかは未定である。ネットで検索する方法もあるが、倍の時間がかかってしまう。それほど重要かと思うけど、技術情報がないと他の分野への応用展開も難しくなってしまう気がする。
問題を起こした小林製薬は、薬屋ではない。雑貨商か?とにかく商品のネーミングにたけていて、効能はあまりうたっていない。例えば、のどぬーる、アイボン、ガスピタン、熱さまシート、ケシミン、ブルーレットおくだけ等々。ネーミングで儲けている会社のイメージが強い。そんな中、製造工程の過程で青かびに起因する毒性物質が検出され、一体何か?記者に問われ、只今文献を調査中と回答した。これがすべてを物語っているのではないか?本来の技術ではなく、人が開発した技術の応用である。
小林製薬が販売している「紅麹コレステヘルプ」の腎臓毒性に関して大阪市から回収命令が出された。既に2名が死亡し、300件近い患者がいるらしい。小林製薬には3,000件の問い合わせがある。欧州では、紅麹で発酵した米に由来するサプリを摂取に関する健康被害が報告され、その毒性は、シトリニンという毒物が原因とされる。欧州では摂取を控えるように規制されている。今回の小林製薬の紅麹からはシトリニンは検出されていないとのことであるが、何らかの化学物質が含まれている中で、例えば体内で化学反応を起こして毒性物質が生じる可能性もある。いずれにしろ、数十社が採用しているものであるから、影響は大きい。日本はサプリに関して規制が甘く、BS放送などではほとんど健康サプリの宣伝ばかりである。私が入院していた時には、どんなサプリも摂取しないでと言われたことがあり、やはり、健康被害にあう可能性が高いのかもしれない。(欧州規制)
追記)3/28現在、死者4名、入院患者106名で次々に増えている模様。
追記2)3/31現在 厚労省が発表した有毒物質は、プペルル酸らしい。決して紅麹から発生するものではなく、青かびから合成されるらしいので、製造工程に問題がありそうだ。私も化学者のはしくれであるけど、初めて聞いた化学物質である。化学構造式は以下の通り。
最近は家庭用ロボットが普及しつつある。主には癒しペットとか介護用ロボットかであるが、まるで人がやるような拍手を肉感的ゲルで再現する素材が三井化学から開発されている。「ビッグクラッピー」というスタートアップ企業からのもので、実際にはまだ聞いたことがないが、大変興味深いウレタン系ゲル素材である。既にロボットの表面皮膚材として開発され、温度を感じる素材もある。
最近の火災事例を見ていると、リチウムイオン電池の発火による火災が相次いでいる。中国でも電動バイクのバッテリーが発火してマンション火災となっている。NITEによる電池の発火は、一部粗悪品によるものは、バッテリーば膨張したり、熱を帯びたりして前兆がある。正規品では発火が起こりにくいと言われており、最近では燃えにくい電解液を採用しているという。(写真提供:NITE:製品評価技術基盤機構)
大成建設と八木熊は、使わなくなった三角コーンを回収してペレット化して再利用する方法を開発した。外に放置されている三角コーンは汚れが目立つので一度洗浄する必要があるのではないか?いずれにしても再資源化は有効だと思う。
神奈川県伊勢原市で起きた農業用水のトンネル事故で作業員6名が意識を失い、3名が重体となっている。鉄板の錆止めのため、防錆塗料の吹き付け塗装をおこなっていて意識を失ったらしい。溶剤のシンナーが充満して酸素欠乏になったと推測される。これまでにもトンネルだけでなく下水道の地下道、ビルの地下ピット、住宅でも狭い場所等で酸欠が起きやすい。こういう場合は、エアラインマスクを必ず装着する義務がある。作業する人は邪魔で作業しにくいために装着を嫌がる。しかし管理する会社としてはエアラインマスクをしないとこのような事故になる。管理者は必ず酸素濃度計で測定することが義務である。私も厚労省の依頼で様々な狭い場所での酸素濃度を測定した経験があり、大丈夫と言える場所は作業に夢中になっているとほとんどが危険である。
欧州では、積極的に電気自動車(EV)が推進されて2030年までにガソリン車は撤廃されるはずであったが、冬の寒さでEVの充電が思うように出来ず、シートヒターを使うとあっという間に電気が無くなる。その上車体の重量も重くタイヤの負担が大きいためにタイヤ交換時期が早い。そこでハイブリッド車のメリットが再評価され再び2030年以降もガソリン車が許可される。EVの課題は、充電時間が長いことや走行距離が短い(400km)ことである。やはりリチウム電池の限界であろう。火災もあるし。そこでトヨタは、全固体電池で10分充電で1,000km走行できると発表している。これを聞いた中国のEV業界は、半固体電池で2028年以降商業化する計画であったが、急遽、全固体電池への開発に切り替えている。(X-Tec提供)
全固体電池の負極は、Si合金が使われていると思われるが、半固体電池での負極は、相変わらずリチウム金属である。性能もさることながら、Liは中国産のものが中心となっているために、トヨタはLi金属を避けた形になっている。面白くなってきた。
輸送業界も建設業界も人手不足で2024年問題を抱えているが、鹿島建設で進めている秋田県の成瀬ダムの自動化工事が眼を見張る。ブルトーザー、トラック、フォークリフト等がコントロールセンターから自動運転で現場の自動化実験をおこなっている。とても素晴らしい技術で、例えばウクライナに設置されている数十万個の地雷除去にも活用できそうだ。
2015年に商品化したホンダジェットは、5年連続世界の首位に立っている。最近米国宇宙航空学会から開発者が表彰されている。評価の理由は、室内が広く燃費に優れ、静かであることで、更に航空速度や航行距離なども優れている。ひと昔前ならボンバルディアの市場だったのに。但し、価格は5.5億円で一般の人には手が出ない。せいぜい大谷翔平くらいか。
国会で統一教会に絡む森山文科省大臣が不思議な言葉を発した。「薄々思い出した」理系の私でも言葉使いが違うと思う。薄々とは気が付いていたとか表現するのではないか?思い出したのは、だんだんかやっととか。政治家は言葉が大事というが不思議なことをよくいう。その割には説明責任などと発信する。少なくとも文科省がこんなことでよいのかなあ?
現代では半導体を中心とするIT技術が世界を制すと言われているが、ひと昔前は「鉄は国家なり」と言われていた。日本の鉄鋼業界も長い間不況となっていた。それも中国の安価な粗鋼が世界を駆け回り、太刀打ちできなくなっていた。ところが、日本製鉄の橋本社長になって安価な汎用鋼を止め、ハイテクな素材、高張力鋼鈑(通常40kg/mm2を80,100,120kgに強度を上げた)と電磁鋼鈑(電気を通す)にシフトして再び脚光を浴び、今や米国のUSスチールを2兆円で買収しようとしている。米国民がびっくりするのも当然である。高張力鋼鈑(ハイテン材)は、強度が強いのでその分板厚を薄くできるため自動車車体の軽量化に大きく寄与できる。一方、電磁鋼鈑は、変圧器やモーターなどに使われエネルギーロスが少なくなる。更に鉄を精製するエネルギーとしてCO2削減対策としてアンモニアや水素エネルギーを検討している。誇らしい限りである。
NHKは能登地震をずっと放送している。民放では、夕方5時ごろからニュースがあるのに、どこも正月特番ばかり。新聞のテレビ番組欄を見ていたら、日テレで6時からニュースをやるようで待っていたら、羽田空港で着陸失敗して炎上中の映像が飛び込んできた。2004年になって2日目なのに、なんで能登地震に続いて飛行機事故かと思うと正月3日目は、火山噴火かとおもってしまう。龍の大暴れの年か。しばらくぼーと見ていると、北海道千歳空港からの日航機エアバス(乗員12名を含む367人)が乗っていたようで、着陸直後、海上保安庁の小型機(乗員6名、1名脱出、5名死亡)で能登地震災害の救援物資を運ぶために、離陸準備をしていたようだ。なんていうことだろうか?飛行機が炎上している映像をぼーと見ていると、最初主翼のエンジンから火がでていたのに、翼に上の2つの小窓からも火が出ていた。飛行機は筒状のトンネルのようになっていて尾翼の方は破壊されて空洞になっていたため、火の廻りが早い。外から消火してもけせないなあと思っていたら、全面に炎が廻り込んだ。内側から消火しないと効果がないと考えた。こういう場合、耐熱ドローンで室内に入って消火弾を投入できないものかついつい評論家になってしまった。
クリスマスケーキを楽しみに開けたら、ぐじゃぐじゃだった。返金します。高島屋の専務が会見できちんと管理していたので原因は不明でこれ以上の調査はしないと宣言した。ちょっと待って!製造メーカーなら許されることではない。ケーキの製造、冷凍、配送の各工程で再現性を確認しないと、いずれ同じ問題がでてくるのではないか?所詮発注するだけで関係ないと言うのか?うちの製品はこれから買わなくても良いですと言っている。これまでの製造との違いは、冷凍期間が2週間だったのをイチゴの入荷遅れで22時間程度に短縮したというが最近の冷凍技術では問題ないという。
どれくらいのケーキの量を一度に冷凍したかどうか分からないが、少なくとも端部と中央部に置いたケーキには当然冷凍差がでるはず。でなければ何故これまで2週間の冷凍保存を奨励してきたのか?
私のマンションでも改修工事が終了し、窓の複層化が全体ではなく、個々に導入することになった。導入する複層ガラスは、N社の真空ガラスである。この方面は、詳しいので営業マンに性能をお聞きした。性能評価は、熱還流率U値(一般ガラス3mm厚では、6.0)は、0.65W/(m2/K)であるという。それはサッシュを含めた性能であってリフォームの場合は、既存アルミサッシュを使うので、そんなに性能がよくないはずと問うと、通常ガラスの4倍の断熱性であると回答があった。説明がよくわからなかったし、欠点はないとのことでちょっと信用できなかったので導入を断念した。一番の理由は、24時間換気システムが稼働しているので、窓の開閉に現状でもかなり苦労するのに、ガラスが2枚となれば重量が増えて更に開けにくい。年寄にはとても無理だなあと思う。ちなみにガラス窓性能は以下のとおりです。
ダイハツの不祥事には、製造メーカーに勤めていた私も悲しい思いがする。トヨタに吞み込まれておかしくなったのだろうか?車づくりのスローガンが「1ミリ、1グラム、1円、1秒」と聞いている。新車開発に4年かかるのを2年半で成し遂げ、型式認定にも無理が作用したようだ。私の経験でもトップは「失敗した報告等聞きたくない」と拒絶されたことがよくある。それは昭和時代の社長はみんなそうだった気がする。これが現代でもそうかと思うと一技術者としては何とも虚しい。
ドバイで開催中のCOP28は、化石燃料全面撤廃は合意できず、「化石燃料は、2035年までに2019年比、60%削減する」で合意した。一方、ゼロエミッション車については、積極的にEVを促進する文言は盛り込まれず、HVを認める内容となった。中国や欧米がEVを促進していたが、EVには欠陥があり、時期尚早との判断に至った。現在のリチウム電池は、寒冷地で機能低下が見られ、暖房などによってフル充電しても30-40%低下が見られることが北欧などで確認されている。このため、日本の独壇場であるHVが見直され始めている。ナトリウム電池や全個体電池の出現までEVは売れないかもしれない。中国はどうするのだろうか? 次回COP29は、旧ソ連圏のアゼルバイジャンで開催される。
最近、子供たちを指導する立場の教師たちが、言葉を知らない、いや心無い扱いをするものだとため息がでる。
① 奈良県で自殺をほのめかしたノートを書いた女児にハナマルを付けて「YYou can do it!」と記述した。
② 福島県で自殺した高校生に対して全校集会で校長が「天寿を全うした」と説明した。
③ 三重県で特別支援学校の校長が、障害のある生徒に接する指導教諭に対して「犬を扱うように接すればよい」とアドバイスした。
更には国会でキックバックを受けていた国会議員の先生方が口を揃えて「事務所で精査しているところで、現在は何も言えない」とおっしゃる。
やれやれ日本社会はどうなったのでしょうか?
11/30~12/12にドバイで開催されているCOP28のスローガンは、「産業革命以前の気温1.5℃以下に抑制する」としている。このためには、CO2の排出量を先進国、新興国を含めて対策する必要があるという。これは、東大の真鍋氏が気候変動モデルとしてCO2濃度が2倍になると、気温が2.6℃上昇するという理論をICPPが採用している。一方で2022年ノーベル賞物理学受賞のJ.F.クラウザー博士がCO2温暖化原因を否定している。図1に示すように空気中のCO2濃度が少ないことを理由としている。図2のように地球温暖化係数(GWP)は、CO2を1としてメタンやフロン、一酸化二窒素も温暖化係数が大きく影響している。メタンガスは、牛、ヤギ、羊等がげっぷする時に排出するもので無視できない量である。世界各国のCO2排出量のランキングは、図3の通りで、中国、米国、インド、ロシア、日本となっている。これは人口が多いことが一目瞭然である。(表1) かつて産業革命(1750年)頃に世界人口は、7.3億人であったのに対して2023年では、80億人を超えている。これだけ見ても人口が多いことがCO2排出量に影響していることがわかる。カーボンゼロやカーボンニュートラルの技術が必要ではあるが、地震、火山噴火、豪雨、干ばつ等すべての原因を地球温暖化にしていいのだろうか?
NHKで技術屋が好む番組「魔改造の夜」を昨夜見た。この番組は、3つのグループが一つの提案に5万円以下の費用で競うものであるが、昨夜は初めて外資系メーカー(ドイツ・コンチネンタル社)が登場した。タイヤメーカーで自動車関連事業をおこなっているが、座席シートの関係でこの会社を訪問したことがあり、懐かしく見ていた。今はEVのシートヒーターで有名で、冬場の暖房としてバッテリー容量とにらめっこの関係にある。競技はパーフェクトにはならなかったが、技術は相変わらずすごい。対戦相手は東京大と東芝であった。東芝はごたごたしているが、この番組に出演して汚名挽回であったろうが、残念ながらダメであった。NHK「魔改造の夜」
最近米国が何をしたいのかわからなくなっている。世界情勢もウクライナーロシア戦争は1年を超え、武器供与に息切れしている。ガザーイスラエル聖戦では、一方的に米国はイスラエルを応援している。更に日本に近い台湾海峡では中国と衝突寸前まで来ている。そして経済でも通信5Gをはじめ、ナノ半導体、レアメタル、そして小麦や肥料までおかしくなりつつある。日本は、米国の気ままな感情に右往左往している。そしてアフリカ、南米の移民が大勢欧米に押し寄せている。この世界は一体何か?米国の弱体が招いたのか?あるいは中国が強くなったのか?しかし中国経済はガタガタである。日本では、芸能会だけでなく政治家まで性犯罪で平和ボケしている。どこへ行くのか日本!
日本はEVに出遅れていると騒がれている。中国では、500万台、米国で200万台、EUで320万台、英国で80万台そして日本で10万台レベル。何故か?ハイブリッド車が優れているためである。欧米はこのHVを排除するために次世代車にハイブリッドを排除した。しかし、日本の逆襲はこれからだ。リチウム電池に代る全個体電池の開発、さらには水素(FCV)も身近になってきた。一方中国では、EVの補助金打ち切りでEV製造メーカーの多くが倒産し、特に酷いのが、レンタカーの廃棄である。このままEVバッテリーを放置すると、重金属のコバルト、ニッケル問題やリチウムの膨張劣化によるフッ化水素の発生、更にマンガンの粉末は大気汚染に繋がってくる。一体どうなることか?
写真:中国・EVのレンタカーの墓場(2,000台以上が放置される)
新聞の見出しには、北朝鮮の軍事衛星打ち上げ失敗、ロシアのワグネル首謀者プリゴジン氏がプライベートジェット墜落で死亡、福島原発の処理水が海に放出され、今後30年にわたって放流するなどの記事である。それぞれに重い記事なのに、淡々と読んでしまった。どの記事も政治色が強く本当のところはわからないが、いい話ではないなあ。一方で、中国に関しては、台湾海峡付近で潜水艦が沈没し乗組員全員死亡とか南沙諸島沖にある人工島が沈下しつつある等の話もある。これからどうなっていくのだろうか?
地方にある寿司屋、蕎麦屋、パン屋、肉屋等次々に閉店に追い込まれている。理由は様々だが、大手スーパーやコンビニ等の出店による影響や経営者の高齢化である。パン屋さんなどは年間2,000軒閉店しているそうである。昔は早朝からパンを捏ねて焼いていたものであるが、最近は冷凍でできたものを役だけに簡素かしている。所謂名人芸などは必要ない時代である。寿司屋では、握りロボットが活躍し、寿司ネタは魚屋に任せる。蕎麦屋は自動ロボットやそば押し出し機が登場し、専門家はいらない。であれば、分業化を逆手どって開業できるチャンスではないか?これまで通りのやり方では赤字ばかりで時代にあった業態に代えていくしかないのではないか?
ウクライナ支援に東北大の佐藤教授が開発した地雷探知機ALLSが活用される計画だ。普通の金属探知機では、金属にすべて反応してしまうので、地雷を発見する確率は1/1000らしい。佐藤先生は、金属探知機にレーダー「GBーSAR」という地表表面の状態をレーダーで探知(0.5mm)してモニターで見る方法である。現在カンボジアの地雷処理センターで活用されているが、そこへウクライナの隊員が研修に来ていて近く活用する予定だ。発見された地雷は、コマツの地雷撤去機械で処理されている。今後10年、20年かかる仕事で、ウクライナでいえば、ぬいぐるみや家具などにも地雷が仕掛けられているらしい。現在ロシアが防御にために、塹壕手前に地雷群を埋めているために、ウクライナの進軍が進まないこともある。
3日午後3時ごろに起きた新橋雑居ビル爆発火災で、2階のバーで店長が喫煙室でたばこを吸おうと火を付けたところ、部屋中に溜まったガスに引火して爆発火災となった。その後の調査で、3階の歯科で床下の内装工事を午前中おこなっており、工事業者が水道管を抜くところを誤ってガス管をひねりガスが噴出した。この建物は古く、床下に水道管とガス管が埋め込まれており、両者の見分けが付かなかったことによる。しかし、ガスが噴出すれば直ちに臭いが充満して分かるはずで作業者の落ち度ではないか?
病院へ通院するときに、時々タクシーを利用することがある。たまたま「優良車」と記載されたプレートをフロン面に置いたタクシーに乗った。運転はうまいが、乱暴で早く目的地に着いたが、疑問が残る。病院を出入りするタクシーは、運転技術よりも客への安心感を感じさせないと決して優良とは言えない。普通のタクシーでも室内温度は大丈夫か、段差があるので車が跳ねますとか、シートベルトをしているかと気遣われるのが本来の優良車ではないか?決して運転技術で効率よく走るのが優れているとはいえない。
マイナンバーカードはあちこちで疑問視されているが、私の妻がやっとマイナンバーカードを作り、健康保険証も公共料金の支払いも登録せず、印鑑証明や住民票などだけ登録して、5,000円分のポイントをもらえることになった。イトーヨーカ堂にNANACOを普段利用しているので、ナナコポイントを貰うように手続きしたが、なかなかポイント付与されなかった。そこで、私が7銀行に問い合わせしたところ、ナナコの場合は、最低2万円現金チャージしないとポイント付与されないとの回答で、手続きはきちんとおこなわれているので、NANACOの問い合わせ番号を教えてもらい、電話した。結果、イトーヨーカー堂では、買い物をしてもらうために、原則2万円チャージしていないと、ポイント付与されないとのことであった。ネットでそのことを確認しようとしたが、どこにも記述されていない。ただ、チャージしてポイントをもらおうと述べているだけだった。これって詐欺でないの?そんなことなら、銀行振込してもらえば良かったかも。結局5月中旬に手続きして、6/24現在までに数回チャージしているので、2万円は超えていたが、その都度、ポイント付与されていてどれが買い物のポイントかマイナーポイントかわからなくなっていた。この間にナナコポイント10倍セールなどあるのでわからなかった。これは私たちの落ち度なのか?
最近投資家のバフェット氏がBYDの株式を大幅に売り急いでいる。19%近く持っていた株が10%まで売られた。そのため株価は半分以下になっている。その理由は中国政府が2022年をもって補助金を停止したことが原因のようだ。BYDは175万台のEV生産量を誇り、米国テスラ130万台をはるかに超える売れ行きだった。今年に入り急に売れゆきが鈍り始めた。テスラがEV売価を値下げしているためといわれている。工場でも異変が起きているらしいなんでも汚染物質を使っているとか。BYDはもともと電池メーカーで世界no.1を誇る一方、バッテリの発火が原因で他のメーカーに移っている。日本はEVで遅れをとっているがFCV(燃料電池車)で挽回を図っている。
夕方に相撲中継後、ニュースを見ていたら、3件の事件がつぎつぎと紹介されて驚いた。ここは日本なのか?1件目は、福岡の筑紫警察署に車が突っ込みその後放火して火事になったことである。2件目は、信州中野で銃射撃引きこもりで警官2名が射殺され、近隣の女性2名が刺殺された事件である。犯人は市会議長の息子で捕まった。更に3件目は、江東区南砂で3人の強盗が押し入り、居住している高齢の夫人に金を要求し、200万円程度奪って逃走した事件である。平和だった日本は、急に物騒になってしまった。
3年余り騒がれたコロナウィルスも今日から2類から5類へ変更となり、インフルエンザと同じ扱いとなった。これまで無料であったPCR検査や医療費はすべて有料となる。飲食店でも消毒液、検温、アクリル板などがなくなり、すっきりした。でもそれはあくまで行政側の処置であり、コロナウィルスが無くなったわけではない。死亡率は低下したものの副作用が長引く人もいる。私はこれからもマスクすることにする。
私の青春時代に大好きだったプロコルハルムの作詞家キースリードが亡くなった。非常に難解な詞を作る人で代表作「青い影」はとてもわかりにくい歌詞であった。作曲したゲイリーブルッカーは昨年2月に亡くなっている。同じ76歳であった。教会音楽の旋律で世界的にヒットしが、一発屋のバンドではなく、実はその後ずっとファンであった私はLPレコード7作目までは購入している。実際には12作(ソロを含めて)だしているそうだが。「ソルティードッグ」、「バルピルギスの後悔」、「グランドホテル」、「ブロークンバリケード」等々いくとも挙げられる。日本では松任谷由実がジョイントコンサートをおこなっている。ピアノとオルガンの組み合わせにロビントロワーのギターが冴えていた。1970年代の青春が散る。
国土地理院が今年2月に発表した日本の島(0.1km以上)の数は、昭和58年時点では6,825あったが、最近の計測結果では、なんと2倍の14,125箇所もあるという。計測法が違うので一概には言えないが、中国や韓国が主権を主張する島々もあるので、正確に計測してもらいたい。例えば、江の島でも5か所増えている例がある。(国土地理院HPより)
あの頃、四谷からひたすら家まで歩き続けた。バスもタクシーも拾えなかった。携帯電話も繋がらず、でも地震の最中には連絡はとれたが。。。はや12年もたつ。いまだに世界各国で天変地異が起きている。トルコ地震では東日本震災の2倍にあたる5万人以上が亡くなった。いずれ南海地震が来るという。本当に怖い世の中になった気がする。
商業用ロケット市場規模は、3.5兆円と予測され、2022年には186回打ち上げられている。そのうち8割は米国(80台)と中国(60台)が占める。米国のファルコン9は100億円規模で、中国製は80億円前後と言われている。一方日本はH2Aロケット(100億円)の打ち上げ成功率は95%を超える。しかし、市場競争の激化から半額の50億円でH3ロケットを完成させた。第一エンジンが新しく開発したもので、今回着火しなかった第2エンジンはH2Aと同じものを使っている。電気系統のトラブルとみられるが、再度発射するまで2-3年はかかるのではないか?多くの技術者が結集してできたものであるので、腐らず是非再度挑戦して成功させてほしい。更に民間ではホリエモンが主導するペンシルロケットも期待される。
マイナンバーカードを持っている人は、40%くらいと聞く。まだまだ普及されていないため、お金をばら撒き勧誘している状況にある。最近では健康保険証を無くしてマイナンバーカードとする予定だそうだ。病院毎のシステムを大幅に変更する必要があり、多くの病院は否定である。最終目的は銀行の預金管理であり、個人資産を管理できれば、脱税できないという訳である。私もマイナンバーカードは作っているが、5年目で更新手続きを要求されて、面倒くさい。面倒といえば、使う書類によって暗証番号が4つに分かれている。結局は1つの暗証番号にしてしまう始末。私の妻はやっと昨年12月に総務省に書類を郵送したが、1月末になってもなんの音沙汰もないので、電話で問い合わせると、「確かに受理しましたが、区役所の方に書類を廻しているので、2月下旬には連絡がいくと思います」との回答。しかし、区役所からいまだに連絡がない。しかもカードは送られてこず、区役所窓口に取りに行くことになっている。これってデジタル社会か?少なくとも1週間くらいで手続き完了できなければ、アナログもいいところ。
ネット検索をしていたら、突然画面が暗くなって以下のような画面が映し出され、PCがフリーズしてしまった。再起動をしても同じ画面で、これはウィルスに感染下と思い、画面に表示された電話番号050-5479-1794に電話してしまった。案の定、日本語の曖昧な自称アメリカ人がマイクロソフトの社員を装い(社員番号と写真を示す)「あなたのパソコンのセキュリティが甘く、トロイの木馬に感染し、このままずっと動かないので、マイクロソフトのセキュリティソフトを入れて解消しましょう?」と言われ、ウィルスバスターに入っているので、そちらに電話して確認しますと電話を切った。この詐欺の手口は、ソフト代金(3年契約8万円、5年契約9万円、一生契約10万円)という。一生契約にはさすがに笑ってしまった。念のためネット取引しているB銀行の使用停止を連絡し、翌日B銀行でウィルスを調べてもらい、問題なかった。マイクロソフトのサポートセンターで復帰方法を教えてもらい、事なきを得た。本当にネット詐欺にかかりそうになり、「性悪説」に傾いてしまう。しばらく気分悪い。
東北大の小宮教授は、開発したゴムが伸び縮みをする際に発熱したり吸熱したりする機能を利用して冷蔵庫、エアコン、自販機の冷媒となるために、フロンを冷媒とした有機溶剤は不要となる研究をしている。温暖化防止の効果がある。実用化は5年以内か?
電子処方箋が1/26の本日から運用開始される。現時点の運用医療機関は16件だそうだ。一体電子処方箋て何か?マイナンバーカードを使って医療機関に設置されたカードリーダーで処方箋を出し、これを最寄りの薬局の端末で読みだして薬をもらう仕組みである。メリットは薬の履歴、これまででも「お薬手帳」(有料)があるが何が違うのか?本来利用価値があるのは、薬局で薬を待つ時間を短縮してほしいことである。せめて病院でマイカードを読み込ませたら、自動的に家まで薬を配達してもらえなければメリットがない。マイカードをなんとか利用してもらいたい苦肉の策か。因みに健康保険証で利用する場合は、病院に口頭で電子処方を使うと言えば、電子処方箋を出してもらえるとか。年寄には従来通りでまったく問題ないけど。
参考資料:厚生労働省のHPより
日本は、災害や地震の多い国で、都市や地方の復興についてのノウハウが一杯ある。ウクライナからも日本の戦後の復興技術を期待されている。
① 橋梁技術・・・橋は東南アジアで輸出されている技術で特に吊り橋の技術は秀逸である。
② 道路敷設技術・・・日本の道路建設では、凹凸の少ない優れた技術が各国で採用されている。例えば、路面の凸凹の精度は0.5cmである。
③ 上下水道技術・・・汚れた湖のろ過や河川の浄化技術はもちろんのこと下水道についても優れている。
④ 鉄道技術・・・新幹線をはじめ、車体だけでなく安全走行のための保安技術に優れ、アジアに限らず欧州でも高く評価されている。残念なことに中国の新幹線は日本が輸出したものであるが、完全にパクられて自国の独自技術として海外に輸出されている。コスト安もあるが、環境アセスや安全保安技術が乏しいとクレームとなっている。
このほかにもインフラに関しての技術は豊富で、法面技術、地熱発電、小水力発電なども輸出できる技術である。
コロナウィルスが第八派を迎え、来年中旬には70万人規模となると予測されている。これまでの肺炎から心臓疾患に変わりつつあるようだ。一方でコロナワクチンを打ちすぎると、高齢者は免疫力が低下してかえって罹りやすいというレポートもある。そこで私は、インフルエンザワクチンは打ったものの第5回のオミクロン対応(BA5)はやらないことにした。コロナで騒いでいる間に原発60年以上でも使えるとか、新規原発を開発するとか。更に防衛費をGDP比2%に増やす。このため、増税や建設国債を使うとか。どさくさ紛れに酷い政策をアナウンスしたものだ。来年は日本が大きく変わるかも。
人工皮革というと、不織布にウレタンを含侵したり、塗工したりして人工皮革にしていた。例えば、東レのエクセーヌ、クラレのクラリーノ、帝人のコードレ、カネボウのベルセイム等がある。これらは動物の皮革を使わないで作ることであるが、一歩進んでビーガン皮革のひとつキノコから作る人工皮革が盛んになりつつある。元はイタリア等が開発しているもので、キノコの菌子体の胞子をを瓶内で培養することをヒントにキノコの菌を用いてレザーにするもの。私も一時日本で染色できる合成皮革カブロンから進歩させて人工皮革を研究したことがあるが、ベースとなる極細繊維の不織布は上述の繊維メーカーから供給されず、挫折したことがある。今やビーガンレザーとは技術は進歩したものである。
渋谷区の公園にある公衆トイレは、液晶調光フイルムを使ったもので、普段は透明で中が見えるが、使用時に鍵を欠けるとガラスが不透明になって中が見えない。これは、トイレを常に清潔に保つためにトイレを透明化しているもので、最近これが故障して使えないらしい。なんでも温度が下がって調光機能が故障したらしい。会議室の場合であれば、問題ないが、トイレや浴室などはやはり故障すると使えない。電気を使わないSDGSの観点からはアクリル樹脂のような30-50℃になる曇る温度感応型ゲル調光窓などもある。北欧の図書館などでよく使われている。私も10年位前に開発したことがあるが、ゲルタイプの先駆者は日本化薬から独立した研究者と記憶している。その後、液晶に関しては九州のベンチャー企業が開発し、凸版が商品化して経緯がある。