電気のいらない冷蔵庫

インドの高校生が開発したサステナブル冷蔵庫は、「イオンカロリック冷却法」を利用する。’塩’が水に溶けるときに熱を吸収する反応を利用する。何種類も塩を使った結果、主成分となる塩化アンモニウムを使うと28℃まで下がる。更にバリウム水酸化物オクタハイドレートを併用すると更に-10℃まで下がることを発見し、これを断熱した冷蔵庫に入れる。水をかき回すことでサステナブルになるようだ。

一方でマサチューセッツ工科大発のスタートアップ企業の「evaptainers」では放射冷却を使って水を入れるだけで冷蔵庫となる【折りたたみ式冷蔵庫】としてアフリカ向けに開発した。冷蔵温度は15℃であるが、アフリカでは野菜などを市場へ配送するのに十数時間もかかるのでこの冷蔵庫を使うと有効であるらしい。

 

2025年04月26日