ロンドン高層マンション火災続報2

当初は、アルミ板/ウレタン/アルミ板のSWP(サンドイッチパネル)が外装材に使われていたと言われていたが、最近の調査では、下図のように、外装材(exterior cladding)として、Arconic社のReynobond PE™ という芯材にポリエチレンフォームが使われ、 結露防止用に空気層(50mm)が確保され、その下に断熱材としてCelotex社のポリイソシアヌレートフォーム(RS5000™)が採用されていた。
但し、フォームの厚さは、明記されておらず、実際の火災後の消防士の回収した外装材および断熱材をみると、それぞれ、総厚30-40mm程度、50-70mm程度とみられる。
一部の報道では、PIRの燃焼によってシアンガス中毒患者が出たと言われているが、専門家によると、外装材よりも部屋内部の寝具によるものかもしれないと されている。いずれにしても欧州の建材の燃焼性ランクでは、ポリエチレンフォームは燃えやすいM3クラスで、ドイツDINでもB2に当たる。 一方、セロテックス社のPIRは、英国BS規格ではクラスゼロを認証している。但し、外装材で使う場合は、無機材を被覆することを前提としていた。
いずれにしても大事故になったので、Reynopbond PE及びRS5000は販売を停止している。


2017年07月16日