韓国ビル火災に思う

12/21に発生した韓国堤川市のスポーツ商業ビル火災では、様々な事が重なって大惨事となった。私なりに色々なニュースを参考にまとめてみた。

1.出火元:駐車場の天井配管補修工事中に溶接の火花が落下して自動車(当時15台駐車)に燃え移った。→火花を扱う場合、車は撤去するのでは。

2.消防署の査察:火事の前には消防署の査察があって問題なかった。→2階非常口にサウナ用かごが散乱して倉庫状態にあった。スプリンクラーが作動しなかった。(スプリンクラーの元栓が閉められていた)2階の自動ドアが開けにくかった。貨物用エレベーターの内装が木製であった等等

3.火災拡大の要因:外壁は外断熱工法のドライビッド工法で、発泡スチロールを貼ってその上から無機材料を付与する→外側からの炎には強いが、 内側からの炎に対しては、団子状の接着剤とスチロールの熱溶融でトンネル効果で一気に階上へ燃え広がった。

4. 消防車の救助活動:20台ほどで消火活動していたが、出動したはしご車が故障していて救助できなかった。→外壁清掃用クレーンが救助した。

5.建物の防火性:防火区画(防火ドア等)があって、火災は大きく広がらない構造である。→防火扉などなかった。

6.韓国の外断熱事情:発泡スチロール、ウレタン等の断熱材を使ったサンドイッチパネル(SWP)ないし、今回のようなドライビッド工法が多い。

 ロンドンで起きたタワーマンション火災もSWPでの事故。過去の火災例を示す。

  最近でも2015/1/12   京畿道議政府の10階建てマンション火災 130名死傷者   外壁には発泡スチロール断熱材

      2015/11/15  ソウルの15階建て建築中マンション火災         外壁発泡スチロールを使った金属サンドイッチパネル

2017年12月23日