cop28のCO2議論

11/30~12/12にドバイで開催されているCOP28のスローガンは、「産業革命以前の気温1.5℃以下に抑制する」としている。このためには、CO2の排出量を先進国、新興国を含めて対策する必要があるという。これは、東大の真鍋氏が気候変動モデルとしてCO2濃度が2倍になると、気温が2.6℃上昇するという理論をICPPが採用している。一方で2022年ノーベル賞物理学受賞のJ.F.クラウザー博士がCO2温暖化原因を否定している。図1に示すように空気中のCO2濃度が少ないことを理由としている。図2のように地球温暖化係数(GWP)は、CO2を1としてメタンやフロン、一酸化二窒素も温暖化係数が大きく影響している。メタンガスは、牛、ヤギ、羊等がげっぷする時に排出するもので無視できない量である。世界各国のCO2排出量のランキングは、図3の通りで、中国、米国、インド、ロシア、日本となっている。これは人口が多いことが一目瞭然である。(表1)     かつて産業革命(1750年)頃に世界人口は、7.3億人であったのに対して2023年では、80億人を超えている。これだけ見ても人口が多いことがCO2排出量に影響していることがわかる。カーボンゼロやカーボンニュートラルの技術が必要ではあるが、地震、火山噴火、豪雨、干ばつ等すべての原因を地球温暖化にしていいのだろうか?

 

2023年12月05日