ブロック塀の倒壊問題

大阪の地震で小学校のプールサイドに設置された目隠しのブロック塀が倒壊して女児が亡くなった。ブロック塀は、元々プールサイドの高さ1.9mのコンクリートの上に1.6mのブロック塀が積み重ねられたもので、この上乗せした部分(長さ40m)が地震の揺れで倒壊した。建築基準法では、ブロック塀は高さ2.2m(標準10段積み)以下、控壁を3.4m毎に設置する。配筋で補強する等の規制があるが、当然守られていなかった。

 学校の建物の耐震化は90%以上進んでいるのに、ブロック塀は全く手がつけられていない。文科省が調査した段階では、高さ5mに達する塀もあるとか。しかし、学校側は撤去に反対しているという。子供たちがサッカーボールやテニスボールの跳ね返し板として利用しているそうだ。学校に限らず、一般住宅でもブロック塀は当たり前に使われている。目隠しだけなら、アルミサッシフェンスでも十分であろうが、地元建築業者を優遇するあまり、安価で簡単な施工が選ばれてしまう人が亡くならないと、対処しない現実は悲しい。

大阪高槻市の小学校にあるブロック塀の倒壊(写真提供:毎日新聞)

 建築基準法による控壁の設置と配筋状況

2018年06月23日