リサイクル時代からSDGs時代へ


2012年代には家電リサイクル法等の循環型社会形成の法律ができて廃棄物をいかにリサクルするか研究する時代であった。私もその時代の研究者のはしくれとしていくつかの廃棄物に挑戦していた。

① 製紙工場の焼却灰再利用
富士宮市にある製紙協同組合ではペーパースラッジと呼ばれる焼却灰を乾燥させてシリカパウダーの再利用を考えていた。 当時は、引き受ければ、10円/kgの補助金がでていた記憶はある。すでに舗装道路に混入する技術はあったが、私の研究では プラスチックの難燃剤として使えないかというもので、不燃になる効果はあったが、残念ながら比重が重すぎて加工工程で分離してしまい、採用に至らなかった。


② 竹繊維の再利用
京都などで伐採された竹繊維を再利用できないか依頼があり、同志社大学の藤井先生が研究(FRPに代わるカヌーの強度補強)されていたことをヒントに 廃木チップの強度補強に使えないか検討した。竹繊維は伸びていく方向には強いが、断面方向には弱いために、長繊維状で加工しないとだめである。 当時の技術では長繊維(中国製)とプラスチックを混合する技術がなく、研究を断念した。


③ ホタテの廃貝殻
北海道でホタテの貝殻(天然有機石灰)の粉末や造粒品を利用する研究でプラスチック強化材としての利用を検討していた。 当時、学校で使われるチョークを折れにくくするために、混合しているものが商品化された。当然シジミの貝殻なども検討されたが、
いずれもうまくできなかった。


 卵の殻
 卵の殻のパウダーを漆喰などに混入して建材として使われるのは承知していたが、もっとほかの使い方はないか考えたが、 当時の私のアイデアはうまくいかなかった。

 

いまや、SDGs時代となって再び脚光を浴びているので、是非商品化してもらいたいものだ。

2022年04月03日