コロナウィルス3弾!世界の感染率の違いは?

ついに日本でも7都道府県に非常事態宣言が出された。
世界で170万人感染し、死亡者も10万人以上に上る。まだまだ、ピークを迎えていないようだ。各国の感染状況を見ると、不思議な現象が見えてくる。下表は各国の感染状況を示したものである。(2020/4/10現在、情報源:読売新聞)

 

1. コロナウィルスには、L型とS型があるという説
 中国の武漢由来はS型と呼ばれる旧来のウィルスで全体の30%で、主に韓国、日本等のアジア圏で流行しているもので、死亡率が低いと言われるも のである。
 一方欧州由来はL型の攻撃型の進化したウィルスで70%を占める。このため、欧米ではこのL型で多くの死者が出ていると言われている。

2. 韓国とイタリアを比較した場合、イタリアの方が高齢者は多いという説
 総務省統計局の資料による世界の65歳以上の高齢者比率は、以下のとおり。日本がトップで28.1%、次いでイタリア23.3%、ドイツ、フランス、英国と続く。韓国は、確かに14.4%と低い。

 

3. スペインとポルトガルを比較した場合、BCG摂取率に差があるという説
 スペインの感染者は、16万人(死亡者1万6千人)に対してポルトガルの感染者は、1万5千人(死者435人)となっている。同じ地域でありながら この差は、BCGワクチン接種に関係しているという。下図のBCGワールド・アトラスの資料によると、黄色がワクチン接種を義務付けている国( 日本は1951年以来全員摂取)、青色は、ワクチン接種を止めた国(欧州では1981年以降任意となった)、オレンジ色の米国やカナダではワクチ ン接種を全くしていない国である。これらを比較すると、やはりBCGワクチン接種は効果がありそうだとデンマークやオーストラリアの研究チー ムが発表している。


4. 欧州で唯一ドイツは死亡率が低いのは、ホームドクター制であるという説
  医療先進国であるドイツでは、感染者は11万人と世界で4番目に多いが、死亡者が1/6となっている。これは、国民皆保険制度と任意保険制度が あり、更に公的機関による病院の品質チェックも行われている。ホームドクター制度が充実しており、ホームドクターで手に負えない場合に各専 門医を紹介されるので、病気の発見が早いと言われている。因みに、前オバマ大統領が導入したオバマケアは、トランプ大統領が否決してしまっ たため、病院へ行けない貧民層が感染すると、死亡率が高くなるという状況にある。


5. アジアと欧米では、生活習慣が異なるという説
 例えば、欧米では、挨拶するのに抱き合ったり、キスしたり濃厚接触が多く、イタリアでは大家族で生活するために家庭内クラスターが起きやす いという。確かにそう思えるが、日本ではそうでもないがアジア圏では抱擁は一般的に行われているので、これらの生活習慣が直接感染率に関わ っているとは思えない。


6. 懸念されるインド
 インドは中国についで13億人の人口の多い国で、コロナウィルス感染者は日本と同レベルにあるが、この国の感染が広がると影響は大きい。この ため3/25から21日間完全封鎖を試みているところである。更に医療体制の乏しいアフリカ諸国への拡大も心配される。



2020年04月11日