EVの勢い止まる!!

欧州では、積極的に電気自動車(EV)が推進されて2030年までにガソリン車は撤廃されるはずであったが、冬の寒さでEVの充電が思うように出来ず、シートヒターを使うとあっという間に電気が無くなる。その上車体の重量も重くタイヤの負担が大きいためにタイヤ交換時期が早い。そこでハイブリッド車のメリットが再評価され再び2030年以降もガソリン車が許可される。EVの課題は、充電時間が長いことや走行距離が短い(400km)ことである。やはりリチウム電池の限界であろう。火災もあるし。そこでトヨタは、全固体電池で10分充電で1,000km走行できると発表している。これを聞いた中国のEV業界は、半固体電池で2028年以降商業化する計画であったが、急遽、全固体電池への開発に切り替えている。(X-Tec提供)

 

 全固体電池の負極は、Si合金が使われていると思われるが、半固体電池での負極は、相変わらずリチウム金属である。性能もさることながら、Liは中国産のものが中心となっているために、トヨタはLi金属を避けた形になっている。面白くなってきた。

 

2024年03月05日