牛がシマウマに!
今年の夏は異常に暑く、思考が止まっていたが、思わず笑ってしまったニュースが今年のイグノーベル賞である。生物学賞に日本のシマウマではなく、牛のシマウマ研究が選ばれた。農水省から出向していた児島さんが農家の悩みとして黒牛が虫(アブやさしバエ)に噛まれてストレスが溜まり、食欲不振になり成長が止まることが多い。それを聞いてアフリカに住むシマウマはそういう悩みはないのか検討した結果、黒牛にシマウマ模様にペンキ(白色)を塗ってみることにしたらしい。比較としてまだらに黒ペンキも塗ったらしい。その結果、30分の間に通常の黒牛にくっついた虫は128匹、黒ペンキをまだらに塗った牛は116匹、そしてシマウマ模様に塗った牛は55匹と半数以下となり、大きな効果があった。そこでイグノーベル賞を受賞したのだが、出席には児島さんはシマウマのようなTシャツ姿で登場し、拍手喝采を得たようだ。日本はこれで連続して18回色々な分野で受賞している。米国人曰く、日本には変わった研究を受け入れる下地があるようだと語っていた。脇道に逸れる研究は確かに大事だなあと思う。
